「対話」プロジェクト

「ここにいた誰かと語るー記憶との対話と物語」

  • Photo by Mie Morimoto

講座概要

作家、漫画家として、出版のみならず展覧会でも多彩な活動を展開する小林エリカさん。
家族の個人史、 福島の過去の時間と放射性物質の存在を重ね合わせた作品などでは、「ここにはもういないだれか」との語らいが意識されていいます。
過去と現在をつなぐ物語とアーカイブの重要性を、本講座の特別講師でもある編集者の高橋亜弥子さんとの対話形式で語っていただきました。

「ここにいた誰かと語るー記憶との対話と物語」

インフォメーション

日付
2021年12月17日
時間
15:00 ~ 16:45
場所
オンライン
講師
小林 エリカ
聞き手
高橋 亜弥子

更新情報

2021.12.17
本講座は開講済みです。レポートをアップをお待ちください。

プロフィール

小林 エリカ(こばやし えりか)
Photo by Mie Morimoto

小林 エリカ(こばやし えりか)

作家・漫画家。1978年東京生まれ。目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品で知られる。小説に散りばめられたフィクションとドキュメンタリーの要素が、私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間で行き来する光景を追体験するようなインスタレーションを国内外で発表。2014年には小説「マダム・キュリーと朝食を」(集英社)で、第27回三島由紀夫賞・第151回芥川龍之介賞にノミネートされ、2020年、小説「トリニティ、トリニティ、トリニティ」(集英社)で第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。""放射能""の科学史を巡るコミック「光の子ども1,2,3」(リトルモア)、短編小説「彼女は鏡の中を覗きこむ」(集英社)、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした「親愛なるキティーたちへ」(リトルモア)、作品集に「忘れられないの」(青土社)など。近著は「最後の挨拶 His LastBow」(講談社)。主な展覧会には「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(2019年、国立新美術館)、「六本木クロッシング2016:僕の身体、あなたの声」(2016年、森美術館)、「The Radiants」(2015年、Bortolami Gallery、ニューヨーク)。現在、「りんご前線―Hirosaki Encounters」(2021-22年、弘前れんが倉庫美術館)が開催中。

高橋 亜弥子(たかはし あやこ)
高橋 亜弥子(たかはし あやこ)

高橋 亜弥子(たかはし あやこ)

フリーランス編集者。雑誌、書籍などで日本文化、文芸、旅をテーマにしながら幅広く編集・執筆。小林エリカさんが参加するクリエイティブユニット kvinaと一緒に『Mi amas TOHOKU』の活動も。