「対話」プロジェクト

11月27日(土) オンライン配信 公開講座「対話」という劇的空間へ

  • 11月27日(土) 公開講座「対話」という劇的空間へ

公開講座「対話」という劇的空間へ

「対話」を地域にひらいていく試みとして、そのモデルが可視化できるような演劇的手法に注目。あいちトリエンナーレ2019で重要な役割を担った2人のアーティストと、それぞれに関わりの深いキュレーターとの対話を公開し、演劇/美術を超えた創作の醍醐味を確認します。

学びと創作の場が、「対話」のための象徴的な空間になります。

インフォメーション

第一部
『縛られたプロメテウス』という衝撃:国家・共同体と個人を問う演劇がなげかけたもの

小泉明郎(アーティスト)& 飯田志保子(国際芸術祭「あいち2022」チーフ・キュレーター・名古屋造形大学非常勤講師)
第二部
社会実験としての演劇:「Jアートコールセンター」からみえた「パブリック」のゆくえ

高山明(演出家・アーティスト)&相馬千秋(アートプロデューサー・国際芸術祭「あいち2022」キュレーター)
第三部
座談
https://youtu.be/rjR9fGlzgEk
企画統括/高橋綾子(名古屋造形大学美術表現領域教授)

講師略歴

小泉明郎 こいずみ めいろう
1976年群馬県生まれ。国家・共同体と個人の関係、人間の身体と感情の関係について、現実と虚構を織り交ぜた実験的映像やパフォーマンスで探求している。これまでテート・モダンのBMWテート・ライブや上海ビエンナーレ、シャルジャビエンナーレ等、多数の国際展等に参加。個展としては「Projects 99: Meiro Koizumi」(ニューヨーク近代美術館、2013)、「捕われた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、2015)「帝国は今日も歌う」(Vacant、2017)、「Battlelands」(ペレス美術館、マイアミ、アメリカ合衆国、2018)等を開催。VR技術を使った作品では『サクリファイス』(MMCAソウル、韓国、2018)、《縛られたプロメテウス》(あいちトリエンナーレ2019)がある。 2021年《縛られたプロメテウス》で第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞。カーディフ国立博物館Artes Mundi受賞。
飯田志保子 いいだ しほこ
1975年東京都生まれ。名古屋市拠点。1998年の開館準備期から11年間東京オペラシティアートギャラリーに勤務。2009年から2011年までブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館内の研究機関ACAPAに客員キュレーターとして在籍後、韓国国立現代美術館 2011年度インターナショナル・フェローシップ・リサーチャーとしてソウルに滞在。アジア地域の現代美術、共同企画、美術館やビエンナーレをはじめとする芸術文化制度と社会の関係に関心を持ち、ソウル、ニューデリー、ジャカルタ、豪州複数都市で共同企画を実践。第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014のキュレーターを歴任の後、2014年から2018年まで東京藝術大学准教授。あいちトリエンナーレ2019及び国際芸術祭あいち2022のチーフ・キュレーター(学芸統括)の他、札幌国際芸術祭コミッティメンバー、美術評論家連盟(AICAJapan)2021年常任委員長を務める。国際美術館会議(CIMAM)、国際ビエンナーレ協会(IBA)会員。
高山 明 たかやま あきら
1969年生まれ。埼玉在住。ドイツで演劇活動をした後帰国し、2002年より演劇ユニット「Port B(ポルト・ビー)」を主宰。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。主な作品に「ワーグナー・プロジェクト」(横浜、大分、フランクフルト)、「マクドナルド放送大学」(フランクフルト、ベルリン、東京、金沢、香港、ブリュッセル)、「東京修学旅行プロジェクト」、「ヘテロトピア」(東京、アテネ、台北、ベイルート他)、「国民投票プロジェクト」(東京、福島、ウィーンほか)、「完全避難マニュアル」(東京、フランクフルト)など多数。また、横浜トリエンナーレ(2014年)、銀座メゾンエルメス(2015年、東京)、森美術館(2016年、東京)、シャルジャ・ビエンナーレ(2017年)、シドニー・ビエンナーレ(2018年)などの展覧会にも参加。あいちトリエンナーレ2019での「Jアートコールセンター」などの活動によって令和元年度(第70回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興)受賞。著書に『テアトロン:社会と演劇をつなぐもの』(河出書房新社、2021)。
相馬千秋 そうま ちあき
NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサー。ドイツで開催される世界演劇祭テアターデアヴェルト2023のプログラム・ディレクターに就任。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。

開催概要

会場
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お問合せ
名古屋造形大学「対話プロジェクト」係
TEL 0568-79-1111